甘草(カンゾウ)とは、効能と副作用

甘草(カンゾウ)とは、マメ科の多年草の植物で様々な薬効をもつことから漢方薬として使われる機会が多い生薬のひとつです。

別名リコリス、アマクサ、アマキなどとも呼ばれ独特の強い甘味があり、その甘みの主成分はグリチルリチンで砂糖の50倍ほどの甘さをもちます。食品添加物としても認可されており、主に醤油やお菓子などの甘味料として使われるほか、タバコや矯味剤(薬を飲みやすくする)としても使用されます。

その抽出方法は甘草の根や茎を熱水などで抽出して得られ、食品への使用時はカンゾウエキス、グリチルリチン、リコリス抽出物などと表記されます。他にも酵素処理を施して得られた物もあります。

甘草は甘みにクセが強くまた薬効がある反面、実は副作用も多い。

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効果

甘草は昔から薬用として多くの国で使われていた記録があります。その効果は体の痛みをしずめる「鎮痛」、痙攣をしずめる「鎮痙」、咳をしずめる「鎮咳」、痰をとる「去痰」解毒、抗炎症、抗ウイルスなど様々あり、また急な下痢・腹痛・食欲不振などにも用いられ、近年再注目されているようです。

解毒作用及び抗アレルギー作用

グリチルリチンは肝臓で強い解毒作用をもち、有害物質と結合し体外へ排出。慢性肝炎の治療実績があるほか、ウイルス性肝炎の予防効果などが期待されています。

抗潰瘍及び抗炎症作用

グリチルリチンには胃腸の粘膜を保護し、胃液の分泌を抑える効果や、胃や十二指腸など消化器に起こる潰瘍を改善する効果があるとされています。また甘草を煎じたうがい液を用いると喉の炎症に効くそうです。

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副作用

甘草エキス及びその分解物、特にグリチルリチンの過剰摂取で副作用があることが分かっています。

有名なのは高血圧症で、特に子供や妊婦・授乳中の女性は注意が必要。他にも低カリウム血症や浮腫みなどを起こしやすい。

グリチルリチンにはホルモン様作用があり(体の中でホルモン分泌と同じような作用が起きること)、副腎皮質ホルモン(特にアルドステロン)が過剰分泌状態になった様な状態になります。これを偽アルドステロン症と呼びます。

アルドステロンは体でどのような働きをするかというと、腎臓の尿細管というところに作用し、ナトリウムを再度取り込み、カリウムを尿の中に排出させます。

そこでナトリウムと一緒に水分を取り込み、体内に水分を溜めこみます。
そしてアルドステロンが過剰になり過ぎると水分を溜めこみすぎ浮腫みや高血圧の原因となります。

つまりグリチルリチンはアルドステロンに似た作用があるので、過剰摂取はよくありません。

 

原産地・輸入元

主な原産地は中国・中央アジアからシベリア・ヨーロッパ南部など特に乾燥地帯に多い。一言で甘草といってもウラルカンゾウ、スペインカンゾウ、シナカンゾウなど複数種あります。

日本では主に中国やオーストラリアからウラルカンゾウを輸入していますが、北海道などごく一部で栽培もされているようです。

最後に

甘草エキス(グリチルリチン)は血糖値の上昇は少ないそうです。しかし味にクセがあり代替甘味料としてはあまり向かないので加工食品ではお目にかかる機会は少ないと思います。
甘草エキス入りのしょう油でも使わなければ特に意識する必要はないかと思います。そもそもそんなしょう油が本当においしいのか疑問ですがね。。。

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