遺伝子組み換え(GMO)について

遺伝子組み換えとは、GMO(Genetically Modified Organismの略)とも呼ばれ、生物に別の生物の細胞及びDNAを挿入すること。遺伝子を操作することでその生物にない特徴を持たせたものです。

すでに世界の農地の1割が遺伝子組み換え農地となっており、その作物の危険性から世界各国で反対デモが行われています。

中でも日本は世界一の遺伝子組み換え作物の輸入量を誇り、日本人の多くは知らずに遺伝子組み換え食品をたくさん食べています。

遺伝子組み換え食品の何が問題なのか、どうやって避け、そして今後どうしていくべきか。

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目的

主な目的は以下の2つ。

  1. 作物を害虫から守る
  2. 作物に除草剤耐性を持たせる

1、作物を害虫から守る

害虫から守るということは、殺虫または防虫のことを指します。
殺虫成分であるBT毒素を作物自体にもたせ、害虫に食べられないようにしてあります。
※人体にももちろん有害です。

2、作物に除草剤耐性を持たせる

これは除草剤をかけても枯れない作物ということです。
つまりこの耐性をもつ作物を育ててる畑に対して一気に除草剤をまくことができます。
※大量散布される可能性がある。(グリホサートなどWHOでも危険とされています)

雑草をいちいち手作業でとらなくて済む、また売り物である作物を枯らすことがないので効率的です。

世界一輸入量

日本は遺伝子組み換え作物の栽培はまだ行われていないが、世界一遺伝子組み換え作物を輸入している国。

現在の輸入量は2000万トンを超えている。
これはコメの国内生産である800万トンと比べると、その膨大な量に驚く。
当たり前ですが、これらの作物を日本国内で消費しています。

トウモロコシ(1500万トンのうち1300万トン)、大豆(300万トンのうち270万トン)、菜種(240万トンのうち200万トン)。
この3つが大きく占め、他にはじゃがいも、甜菜、綿、パパイヤ、アルファルファ。全部で8種類の遺伝子組み換え作物の輸入が認められています。

これらの作物はそのまま市場で流通はしておらず、加工食品や家畜飼料、食品添加物の原料として使われています。

表示には乗らない遺伝子組み換え商品

遺伝子組み換えに関する食品への表示は大きく3つあります。

  1. 遺伝子組み換え
  2. 遺伝子組み換え不分別
  3. 遺伝子組み換えでない

実際に食品の裏をみると「遺伝子組み換えでない」や「遺伝子組み換え不分別」などの表記はよくみますが、「遺伝子組み換え」は見たことがありません。

消費者はここを見て判断する人が多いと思います。確かに重要な指標でもありますが、しかしこれだけでは不十分です。

食品には、食品表示ルールがあり、これにのっとり表示義務のないものは表示しなくてもよいのです。

それでは遺伝子組み換えの表示ルールを見てみましょう。

表示ルール

輸入が認められている遺伝子組み換え作物8種類を使った加工食品の場合、
以下に当てはまれば表示義務はありません。逆に当てはまらば表示義務があります。

  • 原料の上位4番目以降
  • 重量の割合が5%未満なら
  • タンパク質(DNA)が残っていなければ

さらに家畜の場合、与えられる飼料については表示義務はない。

上位4番目以降、重量が5%未満とは?

加工食品の原材料欄は使用量の多い順に表記されます。使用量の多い3品目まで遺伝子組み換えであるか、そうでないかを明確にする義務があります。つまり4品目以降は表記の義務はありません。

そしてまた上位3品目であっても各原料の使用量が全体の5%に満たない場合は表示義務がなくなります。

DNAやタンパク質が残っていないとは?

加工の段階でDNAやタンパク質がなくなってしまうもの。
醤油や油、水飴(糖類)、コーンフレークなど。

例えばトウモロコシを原料とした果糖ぶどう糖液糖
ナタネ油や大豆油(不分別表記が多いが実際には表示義務はない)。

これらは、たとえ100%遺伝子組み換え原料でも表示する義務はありません。
※表記されていればそれは食品メーカーのご厚意によるもの。お客さんの受けもイイしね。

きちんと管理されているのか

遺伝子組み換えか、そうでないかを商品に表記するには、作物の生産から市場に流通するまできちんと分別して管理することが義務付けられ証明しなくてはなりません。これを分別流通生産管理といい法律で定められています。

該当する商品で、この分別生産管理をしてしない場合は「遺伝子組み換え不分別」となります。不分別なのでどれくらい混入しているか不明で、最大で95%の遺伝子組み換え作物が混入している可能性があります。

ちなみに、「遺伝子組み換えでない」とする商品でも含有率5%未満まで認められてます。つまり混入している可能性はあります。※どうしても混ざってしまう可能性があり5%までなら許容範囲ということらしいです…つまり遺伝子組み換えでないといって遺伝子組み換え原料を混入することができます。。ヨーロッパでの基準はは0.9%なので、日本のそれをもっていったら「遺伝子組み換え食品」とラベルを張り替えられるとのこと。

国内産の原料をなら0%と思って大丈夫です。

そして「遺伝子組み換え」という表記をみたことがないその理由は、わざわざコストをかけてまで分別流通生産管理を行い遺伝子を組み換えた原料を使用したことを表記するメリットがないからです。※消費者にはマイナスイメージとなるため。

毒性・影響

まず安全だとする意見と、危険だとする意見の2つある。
安全だとするのは遺伝子組み換え技術を開発したアメリカのモンサントという会社で、動物を使ったテストもその会社が行っている。そして安全だとするデータを出しているのもそのモンサントです。(モンサントは種の研究開発販売の他、農薬・除草剤などにおいても世界的なシェアを持っている)

日本を含め安全だとしている国は、そのデータを基準にしています。
一方、ロシアは2015年1月に遺伝子組み換え作物の生産及び輸入、販売を一切禁止しました。また同年に世界的48か国でモンサントの不買デモが起きました。遺伝子組み換えに反対するデモです。

しかし日本ではまったく報道されていません。
これがどういう意味を持つのか。

毒性

通常農薬を使った野菜は水で洗えば多少は落ちる。しかし作物自体に殺虫成分などを組み込むのでその毒性は洗っても何しても当然落ちることはない。

しかし推進者の見解のひとつとして、「殺虫成分は体外に取り込まれず排出される」とのことです。それは人間はその成分を分解する酵素を持っていないからとしている。

そして今後も毒性は増すと考えられている。

危険性を指摘する研究者はたくさんいる

もっとも有名な実験は、ロシアの研究者であるイリーナ・エルマコバさんの実験。遺伝子組み換え大豆を食べたラットから生まれてくる子供は生後3週間での死亡率は55%。また奇形や未熟児が生まれてくる割合が極めて高いという研究結果。

そして人間では実際に妊婦の93%に胎児の80%にこの殺虫成分が検出されたと2011年にカナダの大学病院産婦人科の調査報告があるそうです。

また遺伝子組み換え食品を食べると、ガンやアレルギーに罹りやすくなり、また不妊になると指摘されている。

モンサントの研究では

モンサントが行う動物実験の期間は短く90日間。これは急性毒性を計るためであり、摂り続けることにより起こる慢性毒性を考慮されていないことが指摘されている。

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避けるには

遺伝子組み換え食品を避けるには

  • 外食を控えなるべく手作りを心がける
  • 低価格なものに注意したい
  • 調味料にこだわる
  • 畜産は飼料にも注意する

これは放射能の問題や添加物の問題などを避けるのとほとんど共通しています。

外食を控える

大手チェーン店レストランなどでは普通に使われています。またレストランを含む、お弁当やお惣菜、パン(小麦は遺伝子組み換えはまだない)などには消費者への表示義務はありません。基本はなるべく外食をしないこと。外食するならこだわりのある個人店がよい。そしてやはり低価格なものは特に注意したい。

加工食品全般

加工食品の原材料や食品添加物に使われることが非常に多いです。
食品添加物は基本的に遺伝子組み換えです。例えばアミノ酸(グルタミン酸)は甜菜を原料としています。

加工食品に頼るのはなるべく避けること。どうしても利用する場合は自然食品店または通販などを利用するほうが安全です。

肉(牛・豚・鶏)、卵、乳製品

日本の畜産のほとんどは遺伝子組み換え作物を飼料として大量に与えられています。
そして殺虫成分などの毒素がそれら畜産の体に蓄積されます。

畜産の肉、卵、乳製品などを食べることによって蓄積された毒素も一緒に体に入れることになります。これを生態濃縮といいます。

これらを避けるにはどんな飼料が与えられているか知り、時には問合せることも大切です。そしてきちんと遺伝子組み換え飼料を使用していないと明示している業者から購入すること。※ブランドのついた畜産だから良いとは限りません。

こちらも自然食品店または通販などを利用するほうが安全です。

調味料

しょうゆは大豆から作られタンパク質が残らないので表示義務はない。
油も同様に菜種油、大豆油に注意。
みりんや酢は低価格のものは遺伝子組み換えトウモロコシなどから作られている場合がある。

こちらも自然食品店または通販などを利用するほうが安全です。

今後どうすべきか

何より遺伝子組み換え食品を買わないことです。

また警笛を鳴らす活動家の講演や反対運動を起こしている団体は数多くあります。それらとコンタクトをとり署名活動に参加するのもよいです。遺伝子組み換え食品の表示ルールを変え、商品への記載をより明確化にする運動が行われています。

▼参考文献

  • 岡本よりたかさん(環境活動家・自然栽培農家)の講演※オススメです。何度か講演会にいってます。
  • 国際NGO団体グリーンピース

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