日本に到来?モンスター食品。遺伝子組み換え鮭の危険性

アメリカでは、危険であると強く懸念されている遺伝子組み換え食品が数多く市場に出回っていると言われています。
近年、日本においても遺伝子組み換え技術によって作られた大豆やトウモロコシなどの危険な農作物が輸入されることで、遺伝子組み換え食品が私たちの健康に及ぼす影響は大きくなりつつあります。
にも関わらず、アメリカでは、ついに農作物だけでは飽き足らず、魚(鮭)までを遺伝子組み換えによって生産し始めてしまいました。
遺伝子組み換えサーモンが及ぼす、健康や環境への影響、そして、日本への流通の危険はあるのでしょうか?

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遺伝子組み換えサーモンって?

鮭は古来より、日本人に広く親しまれている魚であり、老若男女問わず、人気のある魚ですよね。
事実、世界の漁獲量の約4割が日本で焼き魚、お寿司、お刺身などで消費されていると言われています。

しかし、乱獲によって、鮭の漁獲量は、世界中で激減しているという現状があります。
1990年代までは、アメリカ、カナダ産の鮭が殆どでしたが現在では、チリ産が多くを占めています。
しかも、その鮭の大半は、養殖です。

そこに目をつけたアメリカのベンチャー企業であるアクアバウンティ社によって、GM鮭(遺伝子組み換えサーモン)は開発されました。
養殖の主役として、GM鮭が米国で承認されれば、世界でGM鮭の流通は一気に拡大すると見込んだのです。

日本では殆ど存在しないと言われる「キングサーモン(超巨大鮭)」の成長遺伝子と水深200メートルに棲む「ゲンゲ」というウナギのような深海魚の遺伝子を組み合わせた遺伝子をアトランティック・サーモンの卵に注入することで、遺伝子組み換えサーモンは誕生します。

その為、通常の半分の期間(2倍の速度)で成長するので、エサの量を25%削減することが可能となります。
結果、生産の効率が向上することで、生産者には大きなメリットが生まれます。
つまり、企業の利益優先によって、危険な遺伝子組み換えサーモンは誕生したのです。

このGM鮭は、遺伝子組み換えによって、不妊(繁殖不能)にしてある為、完全養殖と言う形で生産されるので、アクアバウンティ社は、魚そのものではなく、卵を養殖場に販売していると言います。
養殖場は、パナマにある地上のタンクの中にあります。

米国食品医薬品局(FDA)は、2015年11月19日に世界に広く流通しているアトランティック・サーモンの遺伝子を組み換えて生産されたGM鮭の食品としての流通を認可しました。

しかし、遺伝仕組み換えサーモンは、遺伝子組み換え大豆やトウモロコシなどの作物と何ら変わりなく、危険な食品であるとして、遺伝子組み換え作物大国であるアメリカの消費者からでさえ、GM鮭に対しては、「NO!」を訴えるGM鮭反対派が数多くいると言われています。

事実、数多くの食品店、レストランでもGM鮭を取り扱わないと表明していますし、また
アメリカの市民団体「食品安全センター」は、FDAの承認を不服とし、取り消しを求める訴えを起こしています。

GM鮭の日本への流通は、今の段階では有り得ませんがTPPの規定では、遺伝子組み換え食品のカテゴリーには、農作物の他、魚も含まれていると言われています。
この米国基準のTPPが締結されれば、GM鮭が市場に出回る可能性は高くなるでしょう。
そうなれば遺伝子組み換えサーモンによる健康への害は、避けられません。
その為、長年に渡り、遺伝子組み換え食品の危険性を訴え続けて来た日本の「生活クラブ生協連」もこの承認は断じて受け入れられないとしてアメリカの市民団体「食品安全センター」と連携する形で、強く反対の意思を表明しています。

GM鮭反対派の間では、皮肉や不気味な意味合いを込めて、遺伝子組み換えサーモンを「フランケンシュタイン鮭」或いは「ミュータントサーモン」と呼ばれています。

遺伝子組み換えサーモンの害って?

鮭の消費量が多い日本だからこそ、近い将来、GM鮭が食卓に登場する可能性は高いと考えられますよね。

だからこそ、遺伝子組み換えサーモンによる健康への害は気にせずにはいられないのではないでしょうか。

FDAだけでなく、多くのGM鮭賛成派である学者や専門家までが遺伝子組み換えサーモンは、通常の鮭と生物学的に同じであるとして、「安心して食べられる」「安全に養殖できる」また「栄養的に何も変わらない」とアピールしていますがその安全性を必死にアピールすればする程、数多くの反対派が必死にその危険を訴えるという米国内でかつてないGM論争が巻き起こっているのが実情です。

なぜならGM鮭は、私たちが見たことのない未知なる生物であるということは疑いようのない真実だからです。

ですので、当然、未知なる毒素を持っている可能性は大いにあるからです。

フランス政府によって行われたマウス実験によって、トウモロコシなどの遺伝子組み換え食品は危険であると言う事実が明らかとなったことはあまりにも有名ですよね。

遺伝子組み換えトウモロコシを食べさせられ続けたマウスには、巨大な腫瘍が出現しています。
その痛々しい姿は決して忘れてはいけません。

巨大な腫瘍によって、オスの50%が肝臓、腎臓系で、メスの70%が乳がんなどの病気によって平均寿命前に死んでいます。

この恥ずべき行為が明るみになった現代において尚、アクアバウンティ・テクノロジー社のような金儲けしか頭にない企業では、安全性を強調した都合の良いデータしか出しませんので、(アクア社が承認の為に行ったアレルギー誘発性実験は非常に限定的なものです。)FDAでさえまんまと騙されてしまっているようですが消費者である私たちを欺くことはもう出来ないでしょう。

GM鮭は、逃げ出さないように地上のタンクで育てられますがGM鮭が世界で流通するようなことになれば、様々な場所で養殖されるようになります。
ずさんな管理が行われれば、GM鮭は、養殖場から逃げ出すことでしょう。
GM鮭は、遺伝子組み換えによって、不妊(繁殖不能)がされていますが不妊技術は絶対とは言い切れません。
生殖能力を取り戻してしまえば、野生の鮭と接触することで、GM遺伝子が拡散されるでしょう。
結果、様々な奇形、疾病などが我々人類に襲い掛かってくるようになります。

更に遺伝子組み換えサーモンは、性格まで変化させられて、生まれてしまうと言われています。
その性格は獰猛な為、環境を好まないと逃げ出だそうとするので、野生の鮭との接触のリスクがより高まることになります。
元々鮭は肉食である為、他の魚をよく食べますがGM鮭は、獰猛であるがゆえに更に食欲旺盛ですので逃げ出しに成功した場合、漁業資源、希少種の減少が起こることで、生態系に多大なダメージを与えてしまう可能性が高くなります。

またそんなモンスター鮭を育てるには、大量のエサ(小魚)が必要となります。
限りある漁業資源から大量に消費されるので、自然界に生きる野生の鮭やマグロなどの大型の魚が餓死することで絶滅してしまう懸念がされています。

結果、近い将来は、天然の鮭やマグロではなく、遺伝子組み換えサーモンを口にする日が近づいて来る事でしょう。

仮に遺伝子組み換えサーモンが日本で認可された場合、生産者サイドは天然の鮭となんら変わりないとしているので、いつしかスーパーで知らず知らずのうちに切り身などのGM鮭の加工食品を食べてしまうことでしょう。

結果、いつしか様々な問題が生じてくる可能性は高いと言えます。

アメリカの市民団体「食品安全センター」、日本の「生活クラブ生協連」、またEU議会が欧州委員会にGM鮭の輸入を禁止し、ヨーロッパ市民の食の安全を確保するように求めたり、
全米動物農業連盟が米連邦議会にGM鮭の承認をしないように要請書を提出するなど
GM鮭の流通の拡大にストップを表明しているのは、遺伝子組み換えサーモンには、実に様々な問題点があるという事実があればこそです。

米国のFDAのサイトには、200万人ものGM鮭反対派から「GM鮭は、NO!」を訴えるコメントが数多く寄せられ続けていると言われています。

おわりに

GM鮭が人体、環境に及ぼす影響は、過小評価されすぎているというのが現状です。
GM鮭の日本への流通は、現時点ではされていませんが規制や決め事が米国基準に押し切られたおかしなTPPが締結されることで、GM鮭のようなモンスター食品がどんどん日本の食卓に並んでしまうことになるでしょう。
そして、いつしか我々の健康を害し、我々人類さえ、モンスターに変化していくのではないでしょうか。
こうした危険な食品からあなた自身やあなたの大切な家族を守るには、遺伝子組み替えのモンスター食品の危険性は決して、小さなものではなく、多大なものであると言うことを忘れずにはっきりと強く「NO!」と訴え続けて行く事が大切です。

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