おすすめ無添加洗濯石鹸(洗剤)まとめ。洗濯をもう一度考える。

スーパーや薬局で大量に売られている洗濯用石鹸は水に溶けやすく、服の臭いを防いだり部屋干しでも清潔に乾燥したりと様々な機能があります。ピンポン玉のように綺麗な商品もあり見た目が楽しいものもあります。しかも何より「安い」と良いことばかりに見えます。

安く売れるのは大量に作って販路がたくさんあるからですが、原料にあまり原価がかかっていないのも理由の一つ。市販の安価な洗濯用洗剤にはどんな成分が含まれているのでしょうか。

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洗剤が衣類の汚れを落とす仕組み

水と油はお互い退け合う関係です。そして油は衣服の汚れの主成分です。
汚れた服を水だけで綺麗にすることは難しく、汚れを取るなにかを加えないといけません。
衣服の汚れを取るには「衣類に付いた汚れ=油を分解する」「油に染み込み衣類から汚れを剥がす」「剥がした油が再び衣類に付かないようにする」要素が欠かせません。

汚れを分解する「酵素」
市販の洗剤には服の汚れの原因である油やタンパク質を分解する酵素が含まれています。いきなり汚れを剥がすよりも、まずは汚れを分解して剥がしやすくするとより汚れが落としやすくなります。
食べ物の消化で分泌される「酵素」を加えることで、汚れを分解することができます。タンパク質や脂質はこれである程度分解できます。

油を衣類から剥がす界面活性剤

油汚れは水を弾くため、このままでは汚れは取れません。油と水を馴染ませて衣類から剥がすために使うのが界面活性剤です。
界面活性剤は水に馴染む手と油に馴染む手を伸ばした構造をしています。一方の手で水分を掴み、もう一方の手で油を掴むことで水と油が混ざり合い「乳化」という状態になります。この乳化のおかげで油汚れにも水が行き届き、汚れを浮かして剥がすことができるのです。

乳化は日常生活の様々な場所で活用されます。マヨネーズは乳化させた調味料ですし、スパゲティのペペロンチーノを作るときも油とお湯(パスタを茹でた湯)を混ぜて乳化させると美味しく作れます。
マヨネーズの原料、卵黄にはリン酸質という成分があります。これが天然の界面活性剤になり水分(酢と卵)と油を乳化させます。もちろん卵黄が原料なので安全な成分です。未熟な果実に多く含まれる渋み成分「サポニン」や石鹸も天然の界面活性剤です。

食品と同じだけ身近な「乳化」は洗剤です。洗剤を使うことで水と油を乳化させます。洗濯するときは洗剤より洗う水のほうが多いので「水の中に油が浮く」状態になります。

界面活性剤は卵黄の中にもあるくらい自然界にありふれた存在です。しかし市販の安い洗剤にはそんな贅沢なものは入っていません。
よく使われる界面活性剤に「ポリオキシアルキレンアルキルエーテル硫酸エステル塩」というものがあります。これは石油を原料にして複雑な化学合成を経て作り出すもので、合成界面活性剤と呼ぶこともあります。
合成界面活性剤は2000種類ほどありますが、一部は人体や生態系などに有害なおそれのある化学物質に指定され、製造者には厳重な管理が義務化されています。ポリオキシアルキレンアルキルエーテル硫酸エステル塩も経済産業省の「PRTR制度」という制度の「第一種指定化学物質」に指定されています。

洗剤に含まれる合成界面活性剤には様々な種類があり、

  • 脂肪酸塩
  • アルキルアンモニウム塩

など多くの種類があります。

合成界面活性剤のデメリットは?

界面活性剤は水と油を結びつけます。これが人体に入るとどんな作用を起こすのでしょうか。
人体は皮膚膜で外敵から入られないように守っています。皮膚膜は薄い脂肪のバリアーが張っていますが界面活性剤はこのバリアーを剥がしてしまうことがあります。
剥がされてもすぐにバリアーを張り直せば問題ありませんが、何度も何度も晒されると張り直せなくなります。手荒れやアトピー性皮膚炎の原因の一つと言われ、これらの症状に悩む方は合成界面活性剤をなるべく減らすと改善することがあります。
荒れた皮膚から体内に界面活性剤が体内に入り、血液に乗って全身に回る懸念もあります。そして最終的には肝臓に界面活性剤の毒が蓄積されるという説もあります。ひと昔前は実際にあった話で肝臓でなかなか代謝されずに蓄積されていったと言われています。
現在流通している洗剤は環境に配慮した界面活性剤を使い、肝臓でもすぐに代謝できると言われています。それでも皮膚にトラブルがある方はなるべく控えたほうが良いでしょう。

浮かした汚れが再び付かないようにする

せっかく衣類から剥がした汚れが再び衣類に付いたら意味がありません。それを防ぐために合成洗剤にはアクリル酸塩系共重合物という分離剤を使います。
できるだけ多めの水ですすぐ、すすぐ回数を増やすことで分離剤がなくても十分に汚れを取り除くことはできます。節水が推奨される時代ですが、使うべきところでは使うほうが良いでしょう。

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合成界面活性剤を含まない洗濯用洗剤を選ぶ

人類が長年愛用していた洗剤は石鹸です。石鹸の起源は石器時代にさかのぼります。
当時の人類は火で獲物の動物をあぶって食べていました。あぶっている最中に肉から脂肪がしたたり落ち、灰と混ざりました。これに汚れを落とすことを発見し、「石鹸」と名付けられました。石鹸の洗浄力はとても高く、文明が進んでもずっと使用していました。
石鹸は石器時代から使われているので人体への安全性は確立しています。

ということで、以下は我が家で使ってきた選択洗剤です。

笑顔のちから

米ぬか、ヤシ油、松油など自然由来の成分が原料の複合石鹸です。洗濯にも使えますが食器洗い、掃除、車の洗車など幅広く使える洗剤です。
「複合石鹸」とは石鹸以外の界面活性剤の成分を30%未満含んだ石鹸のこと。笑顔のちからには脂肪酸アルカノールアミドという界面活性剤を7%含んでいます。分解がとても早い成分で水質汚染を最小限に食い止めることができます。分解が早い=毒性がすぐに分解されるので人体にも安全な成分です。
石鹸以外の少量の界面活性剤を加えることで高い洗浄力が期待できます。
すすぎが1回で済むので節水にも役立ちます。
食品衛生法に定められた食品、添加物等の洗浄剤の成分規格に適合した商品で、大腸菌や黄色ブドウ球菌の除菌効果もあります。安全性を優先するばかりに洗浄力が弱すぎたら本末転倒ですが、笑顔のちからは十分な洗浄力があります。
これひとつあれば家中を綺麗にできるので洗剤にかける予算も減らせます。

笑顔のちから

きなりっこ

低温でじっくり手間をかけて作られた粉石鹸の洗剤です。植物性油脂が原料で使用済みの廃油を洗浄して作られます。
粉石鹸といえば「溶けにくい」「洗いにくい」「くしゃみが出る」というイメージがありますが、きなりっこはこれらの問題をすべてクリアしています。
植物油を使っているため水に溶けやすく、グリセリンが豊富に残る製法なので衣類がふんわりと仕上がります。(グリセリンは手作り化粧品にも使う安全性の高い添加物で、高い保湿効果があります)
食用油100%使用なので河川の汚染も最低限に抑えられます。原料はきちんと洗浄しているので油臭さがなく、ソーダ灰を混ぜる行程に時間をかけることで飛び散るリスクを最低限に抑えてクシャミを抑えています。
今まで粉石鹸の洗剤でうまく仕上がらないと不満だった方にも使いやすい商品です。「きなりっこ」という名前のとおり、製品は生成色です。
石鹸なのでお湯で洗うと洗浄力が高まります。汚れがひどい衣類はぬるま湯で洗うことをおすすめします。安価なので惜しまずに使えます。

きなりっこ

ベビーマグちゃん

とてもユニークな商品で、洗剤でありながら石鹸すら使っていません。(うちは現在この商品を愛用しています)
成分は99%以上の高純度のマグネシウムで、三角形の可愛い布袋に入っています。これを洗濯物に入れて一緒に洗うだけで洗浄できます。
マグネシウムは水に漬けると弱アルカリになります。油汚れは酸性なのでアルカリと中和され汚れを落としやすくなります。マグネシウムはなかなか溶けないので使い捨てではなく300回ほど繰り返し使えます。
減ったと思ったら買い足して複数入れて使うと洗浄力が回復します。

マグネシウムは消臭効果が非常に高く、汗まみれの服の臭いを70%以上除去できたというデータもあります。(市販の液体洗剤では除去率39%)
しかも使い続けるだけで洗濯槽まで綺麗にします。石鹸洗剤で問題なのは洗濯槽が汚れやすいことですが、ベビーマグちゃんは洗濯槽を汚す心配がありません。使い続けるたびに徐々に洗濯槽の汚れまで落としてくれます。

洗濯は除菌も大事な要素です。ベビーマグちゃんは短時間で大腸菌を取り除き、レジオネラ菌の繁殖抑制を行います。
すすぎも1回で済むので節水にも役立ちます。
赤ちゃん専用の少量なら1個でも洗浄できますが、3個入れると家族全員が満足できる洗浄力が期待できます。

ベビーマグちゃん公式HP

海へ・・・

洗濯石鹸はおしゃれ着洗いには不向きです。大事な衣類も自宅で洗いたい!というときにおすすめなのが、がんこ本舗の「海へ・・・」です。
ヤシ油を原料にした「ヤシ油脂肪酸アルカノールアミド」という成分を主原料にした高級洗剤です。ヤシ油の洗剤は昔から高級洗剤として重宝されていましたが、その現代版といえます。
フランス産ラベンダー香油やギニア産ベルガモットオイルを配合した香りの良い洗剤です。(ベルガモットは柑橘類の一種で、香料の原料になる生食できないミカンです。紅茶のアールグレイの香料で有名)しかし香りは衣類には付かず、乾燥すると衣類に香りが残りません。不自然な香料の臭いが付かないのも良いところです。

特に優れているのはコストパフォーマンス。30リットルなら1プッシュ(5ml)で洗い上がるので1回購入すれば100回使えます。毎日おしゃれ着洗いをしても3ヶ月は保ちます。55リットルで洗っても50回は保ちます。
店で買える安価なおしゃれ着洗い洗剤は10回ほどで終わってしまうので、非常にコストパフォーマンスが良い商品です。
しかも肌にとても優しく、24時間閉塞パッチテストという厳しい試験やスティングングテストという痒みや刺激を評価するテストにも多くの被験者を使って実験し、安全性を保証しています。
ウールはもちろんカシミヤやシルクも洗えます(水洗い可能な衣類のみ)。部屋干ししても臭いが出にくく、ふんわり仕上がるので柔軟剤も不要です。
初期投資がちょっと高めですが、洗い上がりと洗浄力の高さにリピーターになる方が続出しています。

がんこ本舗「海へ・・・」

他にも良い洗剤をご存知の方、ぜひご一報を!

ここに挙げた洗剤はごく一部に過ぎません。世の中には多くの小さな洗剤メーカーがあり、自然派で洗浄力が高い安全な洗剤をたくさん販売しています。
あなたが愛用している無添加洗剤があれば、ぜひお知らせ下さい。

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