人工甘味料について

人工甘味料は、砂糖の代替甘味料としてダイエット系炭酸飲料を筆頭にあらゆる加工食品に使われています。

人工甘味料は一般的に、

  • 太らないからダイエット向き
  • 血糖値を上げないので糖尿病患者も安心
  • 体内に吸収されないから安全

などと言われ、その多くが糖質0・カロリー0で代謝されずに体外へ排出されるとして、健康的なイメージを付けてそれらの人工甘味料を使った商品が本当に多く販売されています。

しかし実際には血糖値は上がり、砂糖よりも危険な甘味料です。

人工甘味料はなぜ血糖値があがるのか?

食後や甘いものを食べた後に仕事が手につかない程の異常な眠気や倦怠感に襲われたことはありませんか?

砂糖や炭水化物などの糖質の高い食べ物を摂取すると30分ほどで血糖値が急上昇します。それをを下げるためにすい臓からインスリンというホルモンを分泌させ血糖値を下げ、その過程で眠気と倦怠感が起こります。

通常食事をした時、胃で1.5時間~4時間ほど留まり消化され、十二指腸を経て小腸で栄養が吸収され肝臓に送られ、血中に栄養が流れます。(この一連の流れで10時間ほどかかります)

消化吸収にこれだけ時間がかかるのに、なぜ糖質を摂るとすぐに血糖値が上がるのか・・・

これは実は、今食べた砂糖が30分後に血液に入り込むことではなく、あらかじめ肝臓に蓄えられていたグリコーゲン(糖分)が分解され放出されることにより血糖値が上昇するのです。

糖質を摂取し分解されたぶどう糖は小腸で吸収され、インスリンは余分な糖を肝臓でグリコーゲンという物質に変え肝臓に貯蔵します。

しかし貯蔵量には限界があります。

新たな糖が入ってくると肝臓からグリコーゲンが放出され血糖値が上がってしまいます。

この時何がおこっているかというと、脳は糖分を感知して摂取した糖が吸収される前に肝臓のグリコーゲンを放出してしまうのです。そしてあとから吸収された糖質を肝臓へ貯蔵し、血糖値を一定に保とうとします。

これが人工甘味料であった場合、脳は甘いものと判断しグリコーゲンを放出します。

つまり血糖値が上がってしまいます。

だから糖尿病の人も人工甘味料はとってはいけません。

さらに言うと、人工甘味料は消化・吸収されないので肝臓まで糖分が届きません。

しかし、既にグリコーゲンは放出され血糖値は上昇し、インスリンが分泌し血糖値が下げられます。

こうなると脳は混乱し、体は足りなくなった糖を作り出し血糖値を一定に保つように働きます。

これを糖新生といい、この時グルカゴン、アドレナリン、糖質コルチコイド、チロキシン、成長ホルモンなどのホルモンを分泌します。

このホルモンは、血糖値を上げる以外にも、血圧、心拍数、体温の上昇、緊張や不安を招き、特に糖質コルチコイドの過剰分泌は副腎疲労を招きます。

副腎疲労は様々な病気の引き金になります。(詳しくはお調べください)

 

人工甘味料の紹介

また人口甘味料に代表される合成甘味料は恐ろしい毒性を持っています。(詳しくは下記別ページ参照)

だから砂糖よりも危険だという結論になります。

また天然由来の甘味料もカロリー0・糖質0もありますが、すべてダメです。

余談ですが、

2015年6月、厚労省は砂糖への課税強化を求める提言案をまとめたのは記憶に新しいと思います。つまりたばこ税のように砂糖税を摂るということです。

その目的は、砂糖の過剰摂取による様々な病気を防ぐことにより膨大な医療費を抑えるとのことです。

国民からは「お金を搾り取りやがって!」などと批判されていますが、これはあくまでも表向きな話で、砂糖の課税が増えれば、飲食業界や加工食品はコストを抑えるために今よりもさらに人工甘味料への切り替えを行ってきます。

人工甘味料は多くの利権が絡み合い、日本をはじめ世界中に推し進めたい甘味料なのです。