トレハロースは、動植物の細胞内にも存在する天然の糖質で、食品添加物として様々な食品に使用されています。
トレハロースはその用途の広さ・性能のすばらしさから夢の糖質と呼ばれ、多くの食品加工会社から重宝されています。
食品への使用例として
- 和菓子では、アンコ・餅菓子・お団子
- 洋菓子では、生クリーム、カスタードクリーム、生地
その他、冷凍食品、麺類・ご飯類・パン・肉や魚の加工品・お惣菜・ジュース
など
実に多くの食品に使われています。
これだけ口にする機会が多いと危険性はないのか?
安全性には問題ないのか気になるところです。
用途
トレハロースは原料にトウモロコシやジャガイモの澱粉から酵素を使って生成されます。
1グラムあたりのカロリーは砂糖と同じ4キロカロリーですが甘味度は半分以下。
つまり砂糖と同じ甘さを出すには、カロリーが高くなります。
トレハロースは甘みをつけるというより、以下のように食品の品質保持・品質向上を目的として使われることが多いです。
冷凍体制
冷凍しても食品の味・食感の変質を抑制し戻りやすい。
冷凍食品は特にこの恩恵を受けているといっていいでしょう。
カスタードクリームだって解凍後もなめらかな舌触りです!
寒い地域に暮らす動物は細胞内にトレハロースを含むと言われています。
澱粉の老化防止
炊いたお米を長時間放置すると硬くなりパサつきます。これはデンプンの老化によるもので、トレハロースを使うと老化を抑えパサつきを防いでくれます。コンビニ弁当やお団子、スポンジケーキなどに使われる場合が多いです。
脂質の変質抑制
焼き菓子や食肉加工品など脂質を含む食べ物が劣化すると脂が劣化し嫌な臭いが発生します。トレハロースは脂質から酸素を保護して食品の劣化を防ぎ品質保持効果があります。
たんぱく質の変性抑制
卵焼きやハンバーグ、プリンなどの加工品にいれるとタンパク質が劣化せず、縮むのを防ぎます。
その他食品以外にも、その保湿効果の高さから化粧品、せっけん、入浴剤などにも使われています。
安全性
基本的には、急性毒性もなく安全と言われています。
WHOなどの国際機関からも、1日の許容摂取量(ADI)を設定する必要なしとされ太鼓判を押されトレハロース自体に現在のところ問題はなさそうです。
遺伝子組み換えの心配は?
トレハロースの原料にとうもろこしやジャガイモが使われているのが気になるところです。
原材料の産地が国産であればその心配はありませんが、多くの工業品で使われるものはコストを抑えるために海外からの輸入に頼るケースが非常に多いのです。
その証拠に日本のとうもろこしは、0.001%が国内生産でほぼ100%輸入に頼っています。
そして日本のトウモロコシの輸入先のほとんどがアメリカで、アメリカのとうもろこしの作付け面積の90%は遺伝子組み換えです。
他にもブラジル・南アフリカも輸入先に上がりますが、こちらの国々も遺伝子組み換えの割合が圧倒的に増えてきています。
ちなみにトレハロースを開発・生産・販売をしている「株式会社 林原」さんのカスタマーセンターに原料を問い合わせをしたところ
- とうもろこし:アメリカ、南アフリカ、ブラジル・・・他
- キャッサバ芋:タイ、ベトナム
- 馬鈴薯:日本
とのことでした。
糖尿病
トレハロースは、砂糖に比べて血糖値の上昇は緩やかで、インスリンの分泌も低く抑えられることから、すい臓への負担も低く糖尿病予防としては期待されています。
しかし既に糖尿病を患っている方は少したりとも血糖値を上げてはいけません。
トレハロースは著しく血糖値を上げてしまうので、代替甘味料とはなりませんので注意してください。
次のページは、トレハロースが引き起す感染症についてご紹介します。
食品売り場でも疑毒性の添加物品が溢れている。健康志向の飲料・食品にも含まれている。国はなぜ国民の健康に直結する問題を軽視してるのか~不作為ではないか~国会議員は。動物実験でゴマカシ感じる。日本人嵒痢病率上がってるのは高齢化のみでない。
「致死性の感染症の急増が実は人工甘味料「トレハロース」によって引き起こされていたことを示す研究結果」という記事を読み、検索途中こちらのサイトへたどり着きました。
「抗生物質のきかないバクテリアはスーパーバグと呼ばれ、抗生物質の乱用が原因で耐性をつけたものと考えられていますが、今回の研究結果は抗生物質ではなく平凡な「甘味料」によって腸内環境が乱されていたという可能性を示唆している」とのこと。
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