羅漢果(ラカンカ)の効能。やはり甘い物は摂るべきではない?

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羅漢果(ラカンカ)は中国原産のウリ科の植物で「神果」と呼ばれるほど、すぐれた効能をもつといわれる果物です。

日本では羅漢果の果実は出回っておらず、甘味料として羅漢果の果実から抽出・生成した顆粒状のものが一般的で他にも羅漢果エキスや乾燥・粉砕した羅漢果茶など健康食品店などで良く売られ、また加工食品(特に健康食品など)にも使われる場合があり、ラカンカエキス、ラカンカ抽出物、ラカンカなどと表記されています。

羅漢果の果実は砂糖の300倍~400倍の甘みをもち、甘味の成分はテンペングルコシド配糖体というもの。このテンペングルコシド配糖体は水溶性の食物繊維で体内では吸収されにくいためカロリーは0血糖値も上がらないともいわれている。

砂糖に変わる代替甘味料の「最終兵器」のような扱いをする人も多く、高価にもかかわらず一部でとても人気があるようです。

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羅漢果の効能

羅漢果はカリウムやリン、カルシウム、鉄分などのミネラルが豊富です。そしてもっとも注目すべき点は、「強い抗酸化作用」です。

抗酸化作用とは体内の活性酸素を除去する働きのことで、体内で過剰になった活性酸素を除去し病気を防いでくれます。なかでも羅漢果は活性酸素を除去する働きが特に強いといわれています。

活性酸素が過剰になると老化促進、がん、動脈硬化、アレルギーを含む炎症、心疾患、肝炎、パーキンソン病、アルツハイマー・・・などなど、挙げればキリがないほどの大病の原因ともされています。

しかし元々、活性酸素は体内に侵入した細菌を撃退するほかにも、体内で起こる酵素反応を促進する働きや細胞内で情報伝達の役割を果たすなど重要な働きをしています。

そもそも活性酸素が増え病気になることは結果であり、原因ではありません。
なぜそうなってしまったか根本的な原因を探ることができなければ何かを摂取したところでこれらの病気は防げないでしょう。

ちなみに、甘味料として果実から生成してしまった場合この抗酸化作用は期待できないようです(笑)

血糖値あがらないは本当か?

顆粒状の代替甘味料の場合

羅漢果のエキスは顆粒状に固めることは難しく、ショ糖など別の糖を加えることによって固めることができます。

つまり多かれ少なかれ血糖値は上がりますがどのくらいの割合で別の糖が含まれているかも重要です。

羅漢果エキスの純度に比例して価格も上がっていきます。

ちなみに羅漢果顆粒粒として売っているある商品の裏面をみたところ、どうやら果糖ほうが割合が多いみたいです。

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とはいえ果糖はヘルシーではないの?と思うかもしれませんが実際にはそうでもなく。同じ量の砂糖を摂取した場合、果糖の方が体に負担が大きいことがわかっています。

関連記事:恐ろしい果糖の害について

羅漢果エキスなど

純度100%の場合は血糖値の上昇はないといえますが、このような代替甘味料は低血糖症を招く場合があります。

人間は低血糖になると脳が食事をするよう促し空腹を感じます。そして甘いものを食べた時に味覚が脳へ働きかけ、血糖値の上昇に備えあらかじめインスリンを分泌します。しかしこれらの代替甘味料は血糖値をあげないのため、既に分泌してしまったインスリンによって血糖値をさげ低血糖がさらに進み、より空腹感が増すことによって人を過食に走らせます。

また甘いものをとると大脳辺縁系でドーパミンがだされ、ドーパミンD2受容体を刺激し快楽を感じます。甘いものを頻繁に摂りドーパミンが分泌され続けると受容体に過剰な負荷がかかり受容体の減少が起こります。今までの量では物足りなさを感じ、今まで以上により多くの甘いものを欲するようになります。

これは麻薬中毒になるのと全くと同じことが起きています。

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