
アガベシロップとは、リュウゼツランの茎部分から得られるシロップで砂糖の1.5倍ほどの甘みをもつ甘味料です。
メキシコ原産でテキーラの原料としても有名です。
アガベシロップは血糖値が上がりにくい。いわゆる低GIで体への負担が少ない…として一部のマクロビオティックなどでも推奨される甘味料の一つなのだそうです。
効果・効能よりも果糖の害のほうが怖い

※リュウゼツラン↑
血糖値を大きく上昇させるのはブドウ糖で果糖は摂取しても血糖値の上昇が起きません。
そしてアガベシロップに含まれる糖分は55%~95%が果糖です。残りがブドウ糖なので砂糖よりも血糖値の上昇が穏やかとなります。これがアガベシロップ=健康的といわれる所以です。
そしてアガベシロップの商品のほとんどはオーガニックを謳いとても健康庭なイメージを前面に押し出した商品ばかりです。
しかし果糖はブドウ糖に比べ糖化反応(糖が細胞にくっつく)が10~100倍起きやすいため、過剰摂取はやはり体を壊します。
糖化反応が進むと糖化最終生成物(AGE)を作りだし細胞が正常な代謝を行えなくなり体は機能不全に陥ります。
これは糖尿病と同じで、糖尿病となっていないのに同じような合併症が起きる危険性があります。
※アガベシロップの販売者の多くはこのことに言及していません。
他にも果糖の過剰摂取は中性脂肪を増やします。また腎結石のリスク、男性は痛風のリスクがあるとされています。
だからアガベシロップが健康的だなんてとんでもない話です。
「やれイヌリンだ、やれミネラルだ・・・」色々入っていたとしても果糖の害はそれ以上です。
「ダイエットにぴったり」とか「おいしくダイエット」など甘い言葉に引っかからないように、低GIだからといって使いすぎ摂り過ぎに注意しましょう。
関連記事:恐ろしい果糖の害について
コメントを残す