ショ糖脂肪酸エステルとは、ショ糖と脂肪酸(植物油脂)がエステル結合(アルコールOHと有機酸COOHが結合したもの)。
用途によって親油性・親水性どちらも作ることが可能なので食品への利用幅は広く、用途もたくさんある。
主に乳化剤としてパンやマーガリンにコーヒーフレッシュやアイスクリームなど乳製品によく使われますが、他にも気泡剤としてスポンジや生クリームに、消泡剤、光沢剤、香料、抗菌、ガムの基剤、サプリメントの増粘剤、そしてでんぷんの老化防止としてパンに使われたりもします。
安全性は?
催奇性・染色体異常の懸念も
ショ糖脂肪酸エステルを多量に摂取すると下痢を起こすことがあるとされるが、多量に摂取することはないので下痢の心配はする必要はなさそうです。
それよりも一部で催奇性や染色体の異常があるとされ、妊婦さんは控えるべきと言われています。
しかしそもそも加工食品には原料の問題がつきものなので妊婦さんはお腹の赤ちゃんのためにも食べるべきではないと考えます。
また妊婦さんに関連して付け加えると、妊婦さんは特に葉酸摂取が推奨されています。中でもサプリメントで摂取する方が多いと思います。実はそのサプリメントは製造の段階でショ糖脂肪酸エステルが使われている場合があるので念のため注意は必要です。妊婦さんは特に葉酸摂取を推奨されていますがサプリメントで摂る必要はありません。※別ページを参照ください。
原料
ショ糖に脂肪酸メチルを反応させて生成される。脂肪酸メチルには植物油脂(大豆油など)が使われていますが、ここでもやはり遺伝子組み換え作物が使われている可能性があります。※製造コストを考えると可能性は極めて高い。
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