増粘安定剤とは
- 食品にとろみや粘り気をだす「増粘剤」
- 食品をゼリー状に固める「ゲル化剤」
- 液体と固体を均一に混ざった状態を作る「安定剤」※ドレッシングなど
これらを総称して「増粘安定剤」と呼び、用途によって食品への表記が変わってきます。(食品衛生法により)※糊料(こりょう)ともいう。
表記方法
加工食品の表記方法は以下の3つとなります。
- 増粘剤(物質名)
- ゲル化剤(物質名)
- 安定剤(物質名)
そしてもう一つ「増粘多糖類」というものがありますが、これは増粘安定剤の中でも多糖類に分類される物質を2つ以上使用した場合の簡略名として表記されます。
使う食品添加物は共通しており、それぞれ強さは違えど粘性を持った物質になります。
つまりどんな目的で、何の物質を、何種類使用したかで表記方法が決まってきます。
他にもたくさんあります。(上記はすべて多糖類)
概ね安全性の高いが、中には注意が必要なものもあります。
詳細は各ページを参照してください。
増粘多糖類
まず多糖類とは単糖と呼ばれる分子が鎖のようにたくさん結合(だいたい10個以上)したもの。それが2つ以上使われる場合「増粘多糖類」となり、つまり何が使われているかわからない状態です。
安定剤
ドレッシングに多いです。液体の中にドレッシングの具が均一に散らばっているのを見たことがありませんか?あれが安定剤を使った状態です。
※ここで指す安定剤とは精神安定剤とは無関係です。念のため。
ゲル化剤
液体を固体にするために使われます。ゼリーがまさにそれです。
カラギーナンやペクチン、寒天などがよく使われます。
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