【雑感】肉食女子はアメリカ産牛肉大量消費の布石?

肉食は健康的、太らない!
「肉ブーム到来」のような感じでメディアではこぞって報道する。

悪者扱いされていた側面をもつ肉食が今では手のひらを返したかのような逆転劇に驚く。
それもそのはず近い将来、アメリカからTPPにより関税が大幅に下がることにより、今よりもさらに安い牛肉が世に大量にでまわるのですから…

日本の皆さんにはたくさん食べてもらわなくては困るんです。

だからメディアを使って肉食ブームを起こして大量消費の準備をしている。と言ったところでしょう。

肉を食べるということは多くの人にとって健康を保つ上で必要なことです。
だから積極的に食べるべきです。これは何ら間違ってはいません。

ただし、

肉の質が良いこと。これが大前提になります。

しかしメディアの情報を見ると肉の質に関してはまったく言及しておらず、肉食こそが正義であるかの如く話を盛り上げます。

そんな報道の甲斐あってか肉食の方が本当に増えているそうです。

とくに印象的なのは女性一人でステーキ屋に入り大きな肉の塊りを平らげる。さらにツワモノはステーキ店をハシゴしたりする。

これがさも流行っているかのようにテレビで流れる。

肉には糖質が少ない。たくさん食べても太らない
女性はダイエットという言葉に弱いですからね…

しかしその肉ほんとうに大丈夫でしょうか?

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アメリカ牛の問題

畜産物には大きく3つの問題が存在するがメディアでは肉の質の部分には一切触れない。

  1. ホルモン剤
  2. 抗生物質
  3. 飼料

ホルモン剤

肉牛の場合、牛の成長を促進し早く肉牛として出荷できるようにする。
そうするとエサ代など管理費用が掛からなくて済む。つまりコスト削減につながる。
高濃度のエストロゲンが残留することが分かっている。

実際にアメリカ産の牛肉には、残留エストロゲン濃度が、日本の和牛に比べて140~600倍の高い残留数値を示すデータがあるとのことです。

抗生物質

牛は反芻動物で本来は草しか食べません。それ以外の飼料では内臓に負担がかかり感染症のリスクが増します。実際にはそれ以外の飼料を与えるのがほとんど。
なので予め飼料に抗生物質を混ぜ牛に与えます。

日本では1995年まで抗生物質の残留は認められていませんでしたが、2016年現在では基準値がアメリカと同じ0.1ppmまで残留OKとなっています。
つまりアメリカの牛肉に抗生物質の残留があることを暗に言っているようなもの。

飼料

上の二つは日本にもある問題。以下はそれよりもさらに強力な問題。

アメリカ産牛肉の最大の問題点は遺伝子組み換えレンダリングプラントの2つの問題が絡んでいること。

前者に関しては遺伝子組み換えのページで確認していただきたい。

ここではレンダリングプラントについて少し解説します。

レンダリングプラントとは

レンダリングプラントとは動物性脂肪精製工場のこと。
畜産の不可食部分(食べれない部分)から油脂を搾り取る工場です。

これは日本にもあり、搾り取られた動物性油脂は加工食品などに使われています。
残ったクズ肉は市販のミートボールなどの原料に・・・(これは阿部司さんの話にもありますね)

一方アメリカの場合、肉牛の生育の過程で肉骨粉を食べているのは有名な話。
この肉骨粉はどのように造られるのか。

まずアメリカのレンダリングプラントでは、

  • 畜産の不可食部分(ツノ、ヒヅメ、頭、くず肉など)
  • 死んだ動物(ガンなどの病気や感染症)丸ごと
  • 施設で安楽死させられた動物
  • 車に轢かれるなど路上で死んだ動物
  • 野良猫、野良犬
  • サーカスで使えなくなった動物(ヘビ、ネズミなど種類問わず)

腐った死体だろうがなんだろうが構わず入れるそうです。
これらを巨大な攪拌機(かくはんき)を使って混ぜ、高温で調理され、出てきた油脂は石鹸や化粧品などの原料になります。

残った搾りカスは乾燥させ肉骨粉の原料として使われる。(重量的にはこちらの方が当然多い)

これにトウモロコシや大豆などの遺伝子組み換え飼料。カサ増しとして畜産の糞便(全重量の四分の一。主に鶏糞。)を混ぜ合わせることで肉骨粉が出来上がる。

糞便は処理費用も浮き大幅なコスト削減にもなります。
しかし大腸菌などの感染源ともされ、毎年多くのアメリカ人が命を落としているといわれています。
またこの肉骨粉にはホルモン剤や抗生物質や遺伝子組み換えのBT毒素などが多く残留し、それを食べた牛に濃縮されます。これを生態濃縮といいます。

そもそも牛は反芻動物で草しか食べません。(トウモロコシや大豆も食べません)
それが共食いをさせられています。

これが牛にとって健康的かというとそんなわけがありません。

実際に狂牛病は、この肉骨粉が原因で起きたと結論づけられています。※牛に動物性のタンパク質を与えることが原因。

当時この肉骨粉は規制されました。しかしあくまでもルール上だけで実際に運用されてはいないようです。現在も変わらずに肉骨粉は使われ続けています。このレンダリングのビジネスは、年間24億ドル強($=100円換算で2400億円)という売り上げを誇る巨大産業となっているため止めるわけにはいかんのですね。(納得)

最後に

たくさんの毒物に汚染された不健康な牛のお肉を食べて人間が健康になるはずがありません。アメリカ産牛肉は国産と比べて発がん性が5倍も高いとも言われています。

今後、アメリカ牛はどんどん安く手に入るようになります。
そんな時、このことを思い出し安易に手を出さないことを祈ります。

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