市販の安価なドッグ(キャット)フードに潜む危険な原材料の実態

市販の安価なドッグフードやキャットフードには、危険な添加物だけではなく、危険な原材料まで使われているということをご存知でしょうか?

愛犬、愛猫の健康を脅かす、危険な原材料がてんこ盛りのペットフードで、病気になってしまっては、いくら安くても結局は、治療費で高くついてしまいますし、何より、愛犬、愛猫に苦しい思いをさせてしまうことになります。

そこで今回はそんな危険なドッグフードやキャットフードを選ばない為にドッグフードやキャットフードの危険な原材料についてご紹介したいと思います。

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危険な原材料①穀物

本来、犬猫は、肉食動物です。
その為、犬猫は、穀物の消化が苦手です。
特に猫は腸が短い為、消化の悪い穀物では、より消化に時間がかかることで、消化器官が弱りやすくなります。

また穀物は、アレルギーを引き起こしやすいので、人間と同じように犬猫も食物アレルギーによって、皮膚に炎症や痒み、目の充血、目やになどの症状が生じる恐れがあります。

ドッグフードやキャットフードの原材料は、使用されている割合が最も多い順に表記することが義務付けられていますので、購入する前に是非、原材料をチェックしてみましょう。

穀類とは、とうもろこし、小麦、大麦などです。
これらが一番に表記されていれば、穀物メインのフードとなり、犬猫には適さないフードということになります。

肉食である犬猫は、私たち人間より多くのたんぱく質を必要としています。
たんぱく質には、体内では作れない必須アミノ酸が含まれています。
例えば猫には、タウリンが非常に重要です。
不足すると拡張型心筋症と言う心臓の病を引き起こしたり、眼に異常が現れるようになります。(網膜の萎縮、失明など)
またオス猫では、生殖機能に異常が生じたり、仔猫では発育不全が生じることがあります。

肉食である犬猫には、動物性たんぱく質メインのフードが理想的ですので、原材料表示に肉や魚が初めに表記されているフードを選びましょう。

更にとうもろこしや小麦などは、殆どがアメリカやオーストラリアからの輸入です。
これらの殆どが遺伝子組み換え技術によって、作られ、そして、その殆どがペットフードや家畜飼料に利用されていると言う残念な現状があります。

ラットによる実験では、遺伝子組み換え食品を食べたラットの52%が死亡したとの研究報告がなされています。

遺伝子組み換え食品は、ペットフードには、表示する義務はありませんので、その穀物が遺伝子組み換え作物であるのかは判断することは困難です。

ですので、遺伝子組み換え食品による健康への害を避ける為にも穀物不使用のドッグフードやキャットフードを選択しましょう。

危険な原材料②大豆

「大豆」と聞いて、きっと多くの方は「健康に良い」と思うことでしょう。
しかし、市販の安価なドッグフードやキャットフードの「大豆」は決して健康食品ではありません。
それどころか健康を脅かす危険な食品なのです。

ドッグフードやキャットフードの「大豆」は、大豆ではなく、「大豆ミール(脱脂大豆と表記されることもあります。)」です。
「大豆ミール」または「脱脂大豆」とは、人間の食品である納豆や豆腐に加工した後に残ったいわばカスです。

大豆加工メーカー(廃棄するコスト削減の為)とペットフードメーカー(原価のコスト削減の為)が揃って、利益を優先したせいで、私たちの愛犬、愛猫は、大豆から必要な成分が搾り取られた何の栄養もない、ただかさ増しの為だけの大豆ミール(脱脂大豆)、つまりゴミを食べさせられているのです。

犬猫にとってたんぱく質は一番、重要な栄養素ですが大豆はあくまでも植物性たんぱく質ですので、肉や魚などの動物性たんぱく質のように必須アミノ酸がバランスよく含まれていませんし、何より、消化不良を起こし、嘔吐や下痢などを起こす恐れがあります。

更に大豆には、胃腸を刺激する酵素が含まれていますがこの酵素の影響で胃酸が減少するとバクテリアが増殖します。
すると胃の中で大豆のカスが発酵し、ガスが発生することでお腹が膨れる「鼓腸症」という病気を引き起こす恐れがあります。

重症になると脳の血液が届かなくなることで、ショック死します。

更に大豆は、穀物同様、アレルギーを起こしやすい食品です。
アレルギーを発症すると皮膚の痒み・炎症、脱毛、鼻炎、粘膜(目や口など)の炎症などが起こります。

その他、大豆は亜鉛の吸収を弊害し、亜鉛欠乏症にさせてしまいます。
亜鉛欠乏症になると甲状腺機能低下症になる恐れがあります。
甲状腺機能低下症は、甲状腺ホルモンの分泌が減少する病気です。
不全甲状腺ホルモンは、交感神経を活発にし、たんぱく質やDNAの合成を促進し、
新陳代謝を高めてくれる生命活動において、なくてはならないホルモンです。
その為、甲状腺ホルモンが減少すると以下の症状が現れるようになります。

  • 元気がなくなる
  • 発育不良
  • 体重の増加(肥満)
  • 被毛にツヤがなくなる
  • 脱毛
  • 傷の治りが遅くなる

大豆ミールは、畜産動物の飼料に使用することさえ認められていません。
それ程、有害な原材料ですので、ペットフードの原材料表示に「大豆ミール」「脱脂大豆」があれば、そのペットフードは買わないようにしましょう。
犬猫の健康を重視したペットフードメーカーであれば、丸々とした大豆が使われ、「全脂大豆」や「全粒大豆」と表示されます。

危険な原材料③肉

肉食動物である犬猫にとって、動物性たんぱく質は、重要な栄養素ですよね。
肉食の犬猫には、良質なたんぱく質が含まれる良質な肉が必要です。

しかし、市販の安価なドッグフードやキャットフードには、決して肉とは言えない、いわば「肉のカス」が使用されることが多くあると言われています。

その理由は、「肉のカス」、つまり、「ゴミ」をただ同然で引き取れば、原価が抑えられ、儲かるからです。
どんな肉を使い、どのように作るかを公表する必要はない為、利益優先しか頭にないペットフードメーカーの場合、「肉のカス」を使用している可能性は高いでしょう。

ドッグフードやキャットフードの原材料欄に以下のような表記があれば、それらは全て「肉のカス」です。

肉副産物

屠殺された家畜動物から肉を取り除いた肺や腎臓、脳、血液、骨、胃、腸などの部分。
(羽や糞尿、腫瘍まで使われている可能性もある。)

肉粉

肉を取り除かれた牛、羊、豚などを丸ごと巨大な容器に入れて、粉砕し、脂肪を溶かし、
油脂を製造することをレンダリングと言いますがそのレンダリングが行われた後に残ったもの。つまり、カス。

またアメリカでは、車に轢かれて路上死した犬や猫までレンダリングされているそうです。(日本でも車の事故で路上死した犬や猫の死体を肉骨粉加工業者によってレンタリングされていたという衝撃的なニュースがありました。)

また以下の4Dミートと言われる人間用の食肉として適さない粗悪な肉がペットフードに使われている可能性もあります。

  • Dead=屠殺以外の原因で死んだ動物の肉のこと。
  • Dying=死にかけの動物の肉のこと。
  • Diseased=病気(癌や感染症など)にかかっている動物の肉のこと。
  • Disabled=先天的な障害、或いは病気の後遺症による後天的な障害を抱えた動物の肉のこと。

本来、廃棄すべき4Dミートですが廃棄にかかるコストを抑えたいが為に業者は、ペットフードを製造する業者へただ同然で引き取って貰うのです。
ペットフードメーカー側としてもただ同然で原材料が手に入れば、しっかり利益が生まれるようになります。

アメリカでは4Dミートまでレンダリングされていると言われています。
これらの「肉のカス」は、大腸菌、サルモネラ菌、癌組織、ホルモン剤、ステロイド、抗生物質、殺虫剤などに汚染された動物である可能性が高いですので、レンダリングしても残留すると言われる有害物質によって、愛犬、愛猫の健康に及ぼされる影響は計り知れません。

「肉類」「肉副産物」「ミートミール」「チキンミール」「ミートエキス」などがペットフードの原材料表示にあれば危険な肉である可能性が高いですので、そのようなドッグフード・キャットフードは選ばないようにしましょう。

ヒューマングレードの肉を使用している場合、「チキン生肉20%」「乾燥ラム肉23%以上」「新鮮鶏肉レバー」「フレッシュターキーチキン」などと表示されています。

おわりに

市販のドッグフード、キャットフードは、低価格で、またドラッグストアやスーパーなどで取り扱われているので、いつでもどこでも気軽に買える点が魅力ではありますが危険な原材料が数多く含まれているということは決して忘れてはいけません。
私たち人間よりも寿命の短い犬猫だからこそ、少しでも長く健康に生きて欲しいですよね。その為には、愛犬、愛猫が毎日、食べるペットフードの原材料表示をしっかりとチェックし、良質な原材料を使用しているドッグフード、キャットフードを選ぶ事が大切です。

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