チーズ好きは要注意!?「ナタマイシン」がもたらす害とは

保存料、甘味料、着色料、香料など、加工食品のパッケージに表示されている原材料にはたくさんの添加物が並んでいますね。
もはや加工食品とは切っても切れない関係にあるのが食品添加物。
中には、抗生物質の食品添加物まで存在しているのです。
それが「ナタマイシン」です。
果たして「ナタマイシン」とはどのような添加物なのでしょうか?
危険性はあるのでしょうか?

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ナタマイシンとは

ナタマイシンは、土の中に広く分布するストレプトマイセス・ナタレンシスという放線菌の培養によって、生成される天然の抗真菌薬です。
その為、医薬品として、真菌性角膜炎の治療やマクロリドポリエン系抗真菌薬「ピマリシン」という別名で点眼薬にも用いられています。
その他、カンジタ症やトリコモナス症など膣の感染症の治療薬としても使われています。

ナタマイシンは、クリーム、または白色で、無臭、無味で、比較的水に溶けにくい性質を持っています。
その溶解度は、10から100ppm程度ですがナタマイシンは少量でも効果を示します。
10 ppmより低いMIC(最小発育阻止濃度)で、効果的に多くのカビを防止します。
その力は、ソルビン酸や安息香酸の数100倍となることからナタマイシンは、食品での菌の繁殖を特異的に阻害するとして、2005年11月28日、食品添加物(保存料)として認められた初めての抗生物質です。

食品添加物におけるナタマイシンの用途とは

食品添加物におけるナタマイシンは、浸透性が小さく表面の残存性が高い為、チーズの表面に発生するカビを防ぐ表面処理剤として、チーズのみに使用されています。
ナタマイシンは、少ない量でも高い効果を発揮すること、無臭・無味の為、食材の風味を損なわないこと、内部まで浸透しないので安全性が高いことなどから伝統的な化学保存料の代替保存料として、近年、需要が伸びつつあります。

現在、世界50カ国以上で、チーズなどの表面処理剤として、ナタマイシンの使用が認められています。
しかし、ナタマイシンは、ポリエンという抗生物質の一種であることから1979年、EU食品科学委員会 (SCF) は、ハム、ワイン、その他の飲料・食品におけるナタマイシン(抗生物質)の使用は望ましくないとして、EUでは、限定されたチーズやドライソーセージのみにナタマイシンを表面保存剤として許可しています。
アメリカではチーズのみ使用がOKで、肉への使用は禁じられています。

日本でもナチュラルチーズのハード及びセミハードの表面部分のみ、使用が認められ、また使用量も0.020g/kg未満と食品衛生法によって、定められています。

日本でのナタマイシンの解禁により、ナタマイシンが使われたチーズが数多く輸入されるようになって来ています。
その為、チーズ好きの方であれば、チーズの商品パッケージに表示されている原材料の欄に「ナタマイシン」という文字を目にすることは多くあるかもしれませんね。

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ナタマイシンの危険性とは

毒性が強いソルビン酸安息香酸ナトリウム等の保存料と比較して、毒性は低く、数々の動物実験においても急性毒性や短期毒性、長期毒性、繁殖毒性、催奇形性、発がん性、遺伝毒性、アレルギー反応などは認められなかったとしています。
ですが犬による動物実験において、下痢や体重の減少が認められています。

またナタマイシンは、抗生物質の為、耐性菌の出現が危惧されています。

抗生物質であるナタマイシンは、劣悪な環境で飼育される家禽類のストレスによる腹水症などの病気の治療、または予防の目的の為にも使われています。

EUでは、家畜に抗生物質を使用する際は、治療目的のみであり、それ以外の使用は禁止しています。
またWHO(世界保健機関)も「成長促進剤として、抗生物質を使用することを禁ずる」という方針を表明しました。

世界的に家畜の飼料へナタマイシンなどの抗生物質を添加することは、望ましくないという声は年々、高まってはいますが残念ながら日本をはじめ、各国の畜産業界では、抗生物質の使用が頻繁に行われているのが現状です。

抗生物質は、日本では長い間、食品衛生法によって、「原則認めない」と定めて来ました。
「飼料安全法」という法律でも「食品は抗生物質を含有してはならない」と定められています。
しかし、ついに抗生物質は、食品にまで添加されることになったのです・・・。
食品にまで添加されることになった抗生物質には、「ナタマイシン」の他、「ナイシン」もあります。
「ナイシン」は「ナタマイシン」同様、家畜の飼料への添加も行われています。

家畜の飼料への添加、そして、食品への添加と危険度をより高めて、国民の健康より
貿易の自由化・促進を優先させるとは、本当に呆れるばかりです。

研究の結果、ナタマイシンの摂取による耐性菌の発生の恐れは少ないとして、ナタマイシンの抗生物質であるという側面は懸念する必要はないと国の食品安全委員会は見解を示しましたがナタマイシンの強力な活性を考えると不安は拭い切れません。

抗生物質は細菌をやっつけてくれる薬ですが頻繁に取り入れると腸内の常在菌(乳酸菌やビフィズス菌などの善玉菌)まで殺してしまい、腸内環境が悪くなることで、下痢・便秘、栄養の吸収が悪くなる、肝臓・腎臓障害などが起こる恐れがあります。
他、副作用として、発疹、めまい、吐き気、ふらつき、痙攣、聴覚障害、光毒性などがあります。

常在菌は、免疫系の機能に大きく関与している為、常在菌が減少すると免疫能力や抵抗力も弱くなります。

そして、抗生物質を乱用することで、突然、細菌自体が突然変異を起こすことで、抗生物質が効かない細菌が誕生してしまうのです。
このような菌を耐性菌といいます。耐性菌が拡大すると病気の治療は困難となります。
近年は、殆どの抗生物質が効かないスーパー耐性菌まで世界中に出現していると言われています。

おわりに

ナタマイシンの毒性は低いとされていますがナタマイシンには、強力な活性があります。
そして、何より、ナタマイシンは抗生物質であるということは忘れてはいけません。
長期に渡って摂取し続けていくことで、人体に影響はあるのか、ないのか、誰にも分からないのです。

食の欧米化に伴い、私たちの食卓には、チーズを使ったメニューが並ぶことも増えています。
朝食には、パンにチーズを挟んで食べる方は特に多くいるでしょう。
チーズの消費量に伴って、輸入チーズは大幅に増加しています。

ナチュラルチーズだからナチュラル(自然)とは限りません。
原材料をしっかりとチェックして、「ナイマシン」と表記されていればなるべくオーガニックのチーズを選択しましょう。
また単に「保存料」としか表記されていない場合がありますので、気になる場合は、メーカーに問い合わせしてみましょう。

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