亜硫酸塩はワインの酸化防止剤として、
またドライフルーツなどの漂白剤として使われる食品添加物です。
シロウト目で見ると、硫酸と名前がつくので
なんだが毒性の強い劇薬にも思えます。
好きな人は毎日でも飲みたいところでしょうが
このままワインを飲み続けても体に害はないのでしょうか。
亜硫酸塩は二酸化硫黄、亜硫酸と食品に表示される場合もありますが、基本的に同じです。
また亜硫酸塩と一言でいいますが実際には二酸化硫黄のほか、
- 亜硫酸Na
- 次亜硫酸Na
- ピロ亜硫酸Na
- ピロ亜硫酸K
があり
食品表示上は「亜硫酸塩」として一括表示が許されています。
つまり何が使われているか実際のところわかりません。
言えることはどれも毒性が高いということ。
何のために使われるのか
亜硫酸塩をワインに添加する目的は酸化防止以外に
防腐剤、保存料としての役割もあります。
- ワインに存在するぶどう酵母の過発酵を防ぐ
- 元々ぶどうについてる雑菌の消毒殺菌
- 出来上がったワインの酸化防止
その歴史は古く、古代ローマ時代からとも言われており、
ワインを作る醸造用の樽の中で硫黄を燃やして亜硫酸ガスを発生させていたようです。
人体にとって毒性が強いと言われている
ワインによく使用されているのは、「二酸化硫黄」でここから発生する気体は「亜硫酸ガス」となります。
亜硫酸ガスというと
四日市ぜんそくの主原因として悪名を全国に轟かせました。
亜硫酸ガスを吸い込むと呼吸器系に障害を引き起こします。
また亜硫酸塩も胃腸炎を起こしたり、腎臓への毒性があることも分かっています。
そのほか
- 変異原性(発がん性の可能性)
- アレルギー症状
- 循環障害
- 骨髄の委縮
- 催奇形性
- 代謝障害
などと言われています。
漂白剤としても使用されています
亜硫酸塩は酸化防止剤だけでなく、漂白剤として
ドライフルーツや甘納豆、エビ、干瓢、蓮根、栗、あんぽ柿
など様々の食品に使われています。
亜硫酸塩は食品がもつ色素細胞を破壊して、食品の見た目をきれいにしてくれます。
色が悪いと消費者は買ってくれないので漂白を行っているのです。
胃の弱い方は食べてすぐに胃痛が起こる場合があるので注意したほうがいいです。
大変勉強になりましたが、亜硝酸塩に発がん性は無く、亜硝酸塩とほかの物質が反応することでニトロソアミンとなり発がん性が疑われるとほかのサイトで見ました。
ぜひあなたの情報の出典を教えていただきたいです。
「体に良さそう」なので乾燥きくらげを
意識して食べていますが、保存料として
(亜硫酸塩)と袋に記載されております。
安全性から食べるのをやめたほうがいい
でしょうか。
以前から気になっていたワインの酸化防止剤について詳しく教えていただき興味深く拝見しました。
皆様方がどうなのかは分かりませんが、私は味覚でハッキリと感じて人体に危険ではないかとずっと気になっていました。
ただ、私が亜硫酸塩に対して過剰に敏感なのかもしれないと思いワインに一定の距離を置くにとどまっていました。
今後は家族や周りとも情報を共有します。