グルコサミンとは、膝などの関節に含まれている成分として有名です。
食品添加物としてもNアセチルグルコサミンといって、カニやエビなどに含まれるキチンという成分を塩酸を使い加水分解を行って得られ、甘味料として加工食品の甘み付けに使用される場合があります。あまり見かけませんが…
それよりもやはり関節痛の症状緩和に飲まれるサプリメントとしての需要が高く、特にお年寄りなど関節に悩みを抱える方はグルコサミンサプリメントを飲む人が多く、しかもリピート率が高いことから長年にわたり非常に大きなお金が動く市場となっています。
CMでも有名なあの会社は、グルコサミンのサプリメントだけで成り立っている会社みたいです。
実はこのグルコサミンのサプリメントはインチキサプリメントの筆頭といえます。
効果・効能・副作用
「グルコサミンは膝に効く」と思っている人はまだまだ多い。
確かに関節の成分としてグルコサミンは多く存在します。
だからと言ってグルコサミンの栄養成分を摂取することで、そのまま膝に届くようなことはあるのか。
答えはNOです。
アメリカ整形外科学会の見解ではグルコサミンが関節痛などの症状に対して緩和効果はないとキッパリと断言しています。
人間は血管を通して各器官へ栄養を送り体を作ります。
しかし膝の半月板を含む軟骨は、血管や神経はありません。
つまり栄養を送り届けることができません。
通常、怪我をしたときには血がでます。血には傷を修復するために必要な細胞がたくさんたくさん含まれています。
もう一度言いますが、軟骨には血管がありません。
なので怪我を治すための細胞が送られません。ましてや栄養が送られないので作られません。
いったん傷ついてしまった軟骨は栄養補給しても治ることはないのです。
町の整形外科医にも聞いてみてください。きっと効かないと断言してくれます。
しかしプラシーボ効果はあるかもしれません。しかも副作用はないので、飲みたければ飲んでくださいとのことでしょう。
そもそもグルコサミンは多糖類です。
摂取しても消化を経てブドウ糖まで分解され小腸で吸収されます。
販売者たちはグルコサミンサプリメントを飲んでも関節に効かないことは分かっています。これらの会社のCMや広告チラシ、通販サイトをよく見てください。関節に効くなど一言もいっていません。※そもそも薬事法で効くとか謳ってはいけないんですけどね。
膝が楽になった。山登りが出来るようになったとか。効果・効能はあくまでも個人の感想ということです。実際に飲んで効かないからと言って販売者にクレームを入れてはいけません。
だって効くなんて一言もいっていないのですから。
ちなみに
コンドロイチンも同様です。
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