欧米では、小麦は体に良くないという風潮が広まっている為、グルテンフリーの食品が数多く売られています。
海外セレブがグルテンフリーダイエットで痩せたと話題になったことをきっかけに日本でもグルテンフリーという言葉は浸透しつつあります。
しかし、小麦は本当に体に良くないのでしょうか?
小麦が健康に良くないと言われる理由とは
グルテン=小麦というイメージを持ってしまいがちですが実は、グルテン=小麦ではありません。
グルテンとは小麦、ライ麦などの穀物の胚乳から作られるたんぱく質の一つです。
つまり、グルテンとは人工的に作られたタンパク質のことです。
このタンパク質のおかげで粘りや弾力性、柔軟性のあるパスタ、ラーメン、うどん、そば、パン、ケーキ、クッキー、ドーナツ、お好み焼きやたこ焼きなどが作られます。
またグルテンは、シチューやカレーの市販のルーやしょう油やソース、ドレッシングなど数多くの食品に使われています。
その為、数多くの方がグルテンを過剰摂取しやすい状況となっています。
ですので、小麦を避けたから大丈夫と言うわけではないのです。
小麦特有のたんぱく質である小麦グルテンは品種改良によって、グルテンの含有量は増加しました。
つまり、現在の小麦の多くが強い毒性を持つこととなったのです。
だからこそ、グルテンによって、以下の病が引き起こされるリスクは年々高まっていると考えられます。
小麦(グルテン)アレルギー
小麦(グルテン)アレルギーは、グルテンを摂取したことで、腸の免疫システムがグルテンを異物であると過剰反応することで起こります。
グルテン抗体は、IgG抗体=遅延型である為、小麦(グルテン)を日常的に食べ続けることで作られますので、食べてすぐに症状は現れません。
長期間に渡って、全身の免疫システムが狂い、あらゆる場所で炎症が起こるようになるのが小麦(グルテン)アレルギーです。
主な症状は、アトピー、喘息、鼻炎などです。
他にも疲労感、下痢、便利、肌荒れ、集中力の低下、生理不順、不妊などが生じる場合があります。
また胃酸逆流、過敏性腸症候群、糖尿病、肝臓病、セリアック病などあらゆる疾患を招くことが明らかとなっています。
リーキーガット症候群
リーキーガット症候群は、グルテンなどが原因で小腸の粘膜がダメージを受けることで、そこから菌やウイルス、タンパク質などの異物が血中に溢れ出て、腸管粘膜に慢性炎症が起こる疾患です。
その為、腸管壁浸漏症候群とも呼ばれます。
リーキーガット症候群の症状は以下の通りです。
- 食物アレルギー
- 遅延型フードアレル
- アトピー
- 喘息
- 花粉症
- 統合失調症
- 自己免疫性疾患
- 過敏性腸症候群)
- リウマチ
- 偏頭痛
- 下痢、便秘
- 自閉症
- ADHD
- 学習障害(LD)
- 更年期障害
- 子宮筋腫
- カンジダ膣炎
腸管粘膜に慢性炎症が生じる原因はグルテンですがリーキーガット症候群の原因はグルテン以外にアルコール、カフェイン、薬剤などがあります。
そして、最も多いのが糖質の摂り過ぎです。
腸内の健康を保つ為には、腸内細菌との共生関係が重要ですが腸内細菌の一つであるカンジタ菌は、他の腸内細菌より糖質(砂糖)が大好きな菌である為、糖質(砂糖)を大量に摂るとカンジダ菌が大量増殖してしまうこととなります。
結果、カンジダ菌感染症(膣カンジダなど。)にかかったり、腸カンジダという病気になるリスクが高まります。
腸カンジダになると小腸の粘膜に炎症が起こり、免疫機能が低下します。
また小腸粘膜に炎症が起こると体に必要な栄養素を小さく出来なくなる為、大きい分子のまま体内に入ってしまいます。
結果、本来は入り込めないはずのウイルスや細菌、そして、小麦などに含まれるグルテンなども入り込むようになります。
つまり、腸カンジタは、リーキーガット症候群(腸管壁浸漏症候群)を引き起こす要因となります。
そして、リーキーガット症候群(腸管壁浸漏症候群)は、セリアック病を引き起こす要因となります。
セリアック病
セリアック病は、グルテンに対するアレルギー(小麦アレルギー)が原因で引き起こされます。
小麦(グルテン)アレルギーは、遅延型フードアレルギーである為、アレルギー反応はすぐに出ないので、グルテンが原因であると判断しにくくなることで、長期に渡って放置されがちになりますが放置した場合、パンを一口食べただけでもグルテンによって、腸粘膜が破壊されるセリアック病となる恐れがあります。
アメリカやイギリスでは多くの患者がいますが日本でも約0.7%の患者がいて、年々、増加傾向にあると言われています。
グルテンによって、小腸がダメージを受ける為、栄養の吸収が悪くなりますので、栄養不良に陥り、次のような症状が現れるようになります。
- 腹痛
- 下痢
- 便秘
- 腹部膨満感
- 過敏性腸症候群
- 体重の減少
- 鉄欠乏性貧血
- 骨粗しょう症
- 不妊、流産
- うつ病
小腸がダメージを受ける為、特に胃腸に症状は現れやすくなります。
セリアック病と診断されると必要な栄養が吸収されなくなる為、一生、グルテンフリーの食生活を余儀なくされます。
本当の悪とは
パンを膨らませる為に利用されるイースト菌は、砂糖がある環境では増殖し、他の菌の繁殖を抑える為、美味しいパンが作れるということで、パンにはイースト菌、そして、砂糖が欠かせない材料となります。
砂糖が大好きで、それをエサに増殖するもう一つの菌といえばカンジタ菌です。
カンジタ菌の餌である糖質の多い食べ物や飲み物をたくさん食べることでカンジタ菌は増殖し、腸内細菌のバランスは乱れてしまします。
また収穫後の農産物に殺菌剤、防かび剤などを散布し、腐敗を防ぐポストハーベスト農薬や遺伝子組換え作物、食品添加物などによっても腸内細菌のバランスは狂います。
このように小麦そのものは、決して「悪」ではありません。
問題なのは、人工的に作られたタンパク質=グルテンと砂糖や異性化糖がたっぷりと使われているパンやシリアル、クッキー、ケーキ、ドーナツ、パンケーキなどを良く食べるようになった日本の食の欧米化です。
異性化糖(果糖ぶどう糖液糖)を使った商品は、炭酸飲料やスポーツドリンク、ゼリー、アイスクリーム、ドレッシング等、実に数多くありますので、グルテン同様、数多くの方が糖質を過剰摂取しやすい状況となっています。
また長期間、食べ続けた場合、グルテン同様、アレルギーを起こす恐れが非常に高くなります。
更に異性化糖(果糖ぶどう糖液糖)を使った商品は、遺伝子組み換え食品の確率が極めて高い食品となる為、ガンや不妊症を引き起こす恐れもあると言われています。
そして、糖質の過剰摂取は、腸カンジタ→リーキーガット症候群→セリアック病と次々と病を招く結果となりますので、異性化糖(果糖ぶどう糖液糖)を使った加工食品の食べ過ぎには十分に注意しましょう。
まとめ
グルテンは、アレルギーの原因となる。
しかし日本でも昔から小麦は食べられてきたが現代のような疾患はない。つまり小麦=悪ではなく、品種改良によりタンパク質の変性が問題。
しかしそれよりも糖質の過剰摂取により起こってしまう、腸カンジタを招くことが問題ではないか。
つまり糖質の過剰摂取により腸カンジタを招き、さらにリーキーガット症候群の発症し、グルテンアレルギーを引き起こす。
これが現代の小麦(グルテン)アレルギーの正体ではないでしょうか。
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