プルランとは、食品添加物に指定されている水溶性の多糖類の一種です。
主な用途はソースやドレッシング、タレなどの粘り気を出す増粘剤、食品、お菓子などのつや出しや、原料をつなぎ合わせる結着剤、グミやスポンジケーキなどの保水剤などに使われています。
例えば口臭予防でお馴染みのブレスケアに増粘剤として、また口中の清涼フィルムもプルランが使われており、水溶性で口の中で溶けます。
また医薬品としても使われ薬やサプリメントのカプセルの原料、錠剤の結着剤、化粧品などの潤滑剤や保湿剤としても使われます。
毒性は低く急性毒性、慢性毒性ともに問題ないとされています。
どうやって作られるのか
プルランの製造方法は黒酵母と呼ばれる微生物(オーレオバシディウム・プルランス)がでん粉をエサに発酵を経て多糖類を作り出します。原料はタピオカ、トウモロコシ、ジャガイモなどのでん粉を用いるようです。
トウモロコシやジャガイモというと遺伝子組み換えの心配もありますが、「遺伝子組み換えでない」原料を使っているところももちろんありますので、心配な方は商品を製造・販売する各メーカーに問い合わせて確認してみてください。
ちなみに私はメーカーによく問合せしてます。些細な事かもしれませんがこういった行動を起こすことが大切で、消費者からの問い合わせが増えれば食品メーカーさんも原料を見直してくれるところあるからです。
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