日本の水道水安全神話が崩壊!?塩素の害と鉛の危険性。浄水器は必要か?

蛇口をひねればいつでも安全な水が出ると世界でも有名なのが日本の水道水です。

しかし、 本当にそのまま飲んでも危険性はないのでしょうか?

水道水が飲める国とは

国土交通省が公表している「日本の水資源」によると日本のように水道水が飲める国は、196カ国のうち、以下の15カ国しかありません。
また水道から水が出ない国も数多くあると言われています。

【アジア諸国】

  • 日本
  • アラブ首長国連邦

【オセアニア】

  • オーストラリア
  • ニュージーランド

【アフリカ】

  • 南アフリカ
  • レソト
  • モザンビーク

【ヨーロッパ】

  • フィンランド
  • スウェーデン
  • アイスランド
  • ドイツ
  • アイルランド
  • オーストリア
  • クロアチア
  • スロベニア

その為、殆どの国では自分でろ過したり、浄水器を設置したり、ウォーターサーバーやミネラルウォーターを常備しなければなりません。
ペットボトルの水(500ml)は、国によって、価格は異なります。
タイなどでは、20円で売られています。対して、オーストラリアでは300円とジュースやコーラより高いそうです。

水道水が飲める国では、水は贅沢品とされているので、ガソリン(石油)より価格を高く設定している国が多いと言われています。
ガソリン(石油)の価格は1リットル130~140円くらいですがペットボトルの水は200円くらいです。
その為、水道水を飲める国で、わざわざ水を買う人の殆どは、富裕層です。

日本でもウォーターサーバーやミネラルウォーターの水を日常的に飲む人は増加しています。
蛇口をひねれば綺麗な水が出る日本で何故、わざわざお金を出して、水を買うのか?

その理由は、単なる嗜好や贅沢を味わいたいが為とは言い難い、日本の水道水の安全神話を揺るがす、隠された問題があったのです。

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日本の水道水に有害物質!?

なぜ、日本では水道水の水が飲めるのか?

それは、塩素で殺菌しているからです。

漂白・殺菌作用に優れた塩素で消毒をすることで、大腸菌や雑菌、細菌が取り除かれるので、そのまま飲むことが可能になるのです。

日本の水道水を飲んでもお腹を壊さないのは、塩素のおかげということになります。

しかし、安全と言えるかは、それとは別です。

事実、塩素は、有害な物質です。

水道水に使われる塩素は、別名、次亜塩素酸ナトリウムといいます。
次亜塩素酸ナトリウムは活性酸素の一種で、体内で生成される次亜塩素酸に塩を加えたのが次亜塩素酸ナトリウムです。
活性酸素は優れた殺菌作用で、病原菌や細菌などを死滅させてくれる体に良い働きをしてくれますが活性酸素が増え過ぎると逆に細胞や血管を傷つけ、動脈硬化や高血圧、心臓病、脳卒中、ガンなどの恐ろしい病を引き起こす恐れがあると言われています。

また塩素によるアレルギーを発生させる恐れがあります。

僅か0.1ppmで菌を即死させることが出来る塩素は、皮膚やのどの粘膜や呼吸器の粘膜まで破壊する恐れがあります。
水分を奪われた皮膚は、乾燥し、抜け毛やしわ・たるみ等、肌トラブルの原因にもなります。

水道水の塩素は、水温25度で気化する為、シャワーやお風呂の方が塩素の危険性は高まると言われています。
気化した塩素を吸い込むと呼吸器の粘膜がダメージを負い、その傷口からアレルゲンの花粉やカビ、細菌が侵入することで、喘息などが起こる恐れがあります。

ですので、アトピー性皮膚炎やアレルギー性喘息の方が水道水を飲むと塩素アレルギーにより、症状が悪化してしまう恐れがありますので注意が必要です。

塩素は水道法によって、0.1ppm以上の塩素濃度を保つように定められていますが(ヨーロッパでは0.1ppm 以下と定められています。)0.1ppm以上であればいくらでも良いというのが実際のところです。
その為、東京や大阪などの大都市では、1.0~1.5ppm、地方都市でさえ0.4 ~ 1.0ppm という高濃度の塩素が残留しているといいます。

水道水に使われる塩素は微量の為、健康を害することはないとされていますがこうした高濃度の塩素が実際、残留しているということが判明していますので決して、安全とは言い切れないのではないでしょうか。

日本の水道水に金魚を入れてはいけない理由は、金魚のエラ細胞を破壊する有害な塩素が多く多く含まれているからに他なりません。

塩素が発がん性物質を作る!?

塩素は、水中の有機物と反応し、トリハロメタンという物質を発生させます。

トリハロメタンは、以下の有害物質の総称で、発生するトリハロメタンのうち、およそ6~9割がクロロホルムです。

  1. クロロホルム・・・肝障害、腎障害、咳、吐き気、頭痛、発がん性の疑いがある。
  2. ブロモジクロロメタン・・・肝障害、腎障害、突然変異(催奇形性)発がん性のある疑いがある。20℃で気化し、急速に有害濃度になる。
  3. ジブロモクロロメタン・・・突然変異(催奇形性)、発がん性の疑いがある。
  4. ブロモホルム・・・長期においては肝障害、腎障害、中枢神経系障害、発がん性の疑いがある。

他、妊娠初期の女性が1日コップ3杯以上、水道水を飲むと流産するリスクが10%以上も高くなるといいます。

水道局の水質基準では、0.1mg/L(0.1ppm)以下と厳密に規制されていますが厚生労働省によると成人の場合、1日に必要な水の量は、2.5リットルです。
そのうち食事によって摂取する水は1.3リットルですので、残りの1.5リットルを水道水で365日飲み続ければ、塩素による害が体に影響する可能性は否定できません。

塩素だけではない、鉛やアルミニウムの害

また危険なのは塩素だけではありません。
鉛やアルミニウムなどの有害物質の危険性も無視は出来ません。

1980年代後半まで、鉛製の給水管でしたので、鉛が水道水に溶け出ることで、水が汚染されているという実態があります。
現在でも鉛製の給水管が数多く残存していますので、この点の安全性もクリアにはなっていません。
法定耐用年数40年を大きく超えている給水管も未だ使われていると言われています。
事実、腐食性土壌が要因の漏水事故が発生しています。

鉛が含まれる水道水を飲み続ければ鉛中毒を起こし、消化器系障害や血液障害、神経障害、がんになる恐れがあります。
他、不眠や不妊、疲労感、関節痛、便秘など様々な症状を引き起こす可能性があります。

アルミニウムは、細かいゴミや塵を取り除く薬品として使用されます。
水道水には液体化したアルミ成分が残存していますので、摂取し続けると腎臓機能障害、アルツハイマー型認知症を引き起こす恐れがあります。

おわりに

このように水道水が飲める=安全とは限りません。

塩素や鉛、アルミニウム等の有害物質が使われているということを決して忘れてはいけません。

有害物質を体内に取り込まない、肌に接触させないようにするには、水道水、お風呂、シャワーに浄水器を取り付けることが大切です。(お風呂やシャワーはお金がかかるので、重曹や天日塩などで中和するほうがいいかもしれません)

小さいお子さんや赤ちゃんがいるご家族であれば尚のこと、水道水を一度見直してみませんか。

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